
玄米、麦、あわなどからオートミールやレンズ豆まで、20種類の穀物がぎゅっと詰まった「ふっくら御飯」。もちもち、ぷちぷちした食感が楽しめます。白米カップ1に対して大さじ1を混ぜて炊くタイプ。 |
麦、粟、ひえ、きび、豆などに米を加えたものがいわゆる「五穀」。ここから米や麦を除いてソバ、ゴマなどを含めた穀物の総称を「雑穀」と言います。正確な定義はともあれ、この「雑穀」、ことばののニュアンスとしては、これまで「白米以外の、どちらかというとありがたみが薄い穀物」という感じで使われることが多かったのですが、最近ではすぐれた栄養価値が見直され、一躍脚光を浴びています。自然食品を専門に売るショップだけでなく、お米屋さんやスーパーでも見かけるように。ご飯に混ぜて炊くタイプや、雑穀だけを炊くタイプなどがあるようです。
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「雑穀ごはんは白米より歯応えがあるので、よく噛んで食べる必要があります。これがまず、健康にいい影響をもたらす要素」と大熊さん。しっかり噛めば歯やあごが丈夫になるだけでなく、脳への刺激にも。「また、よく噛むことで満腹感が得られて食べ過ぎを防げるうえ、食物繊維が豊富に含まれているためお腹の調子が整います」。ダイエット中の人や便秘に悩む人にも強い味方になりそう。お腹の調子が良くなれば、美肌にもつながります。
さらに、雑穀ごはんを続けているとおかずの好みが変わって来るようで、大熊さんは「こってりした肉系のおかずには合いにくいので、自然と、野菜の煮物や魚などあっさりしたおかずが食べたくなる」のだとか。
この他にも、雑穀には、ビタミン(主にB)やミネラルが豊富に含まれていたり、種類によってはアレルギーを抑える効果や高血圧を防ぐ効果が期待できるなど、嬉しい働きがいろいろ。こんなに力強い食材を、見直さない手はたしかにありません。
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玄米を中心に13種の穀物が入った「十穀米」。大豆、小豆、黒豆といった豆類も入っています。甘み、歯ごたえとも「ふっくら御飯」より強く、噛むほどに深い味わいが。おにぎりにして冷凍保存しておくのもおすすめだそう。 |
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今から1年以上前、大熊さんは、もともとお店で扱っていた穀物各種を初めから食べやすいようにブレンドして販売してはどうかと考え、オリジナルの雑穀ごはんを生み出しました。玄米がベースになっている「十穀米」には13種類、白米に混ぜて炊く「ふっくら御飯」には20種類もの雑穀が含まれていますが、このブレンドを決定するまでには、家族を実験台(?)に何回も試作を重ねたといいます。黒っぽい穀物の量が多いと美味しそうに見えないなど、味だけでなく、食欲を促すような見た目にも配慮。そして何より大切なのは、飽きずに毎日食べ続けられるよう、クセのない美味しいバランスを探し当てることでした。
こうしてでき上がった懐かしくて新しい「十穀米」と「ふっくら御飯」は、今では幅広い年代の人たちに親しまれていて、意外にも小さな子どもも喜ぶとか。味覚が固まる前の素直な舌が、大地の味を感じ取るのでしょうか。 |
| 炊くのに時間がかかるのでは? という心配も、実は不要。水に漬け置く時間がちょっぴり長くかかる(ちなみに、大熊さんのお店の「ふっくら御飯」が30分〜1時間)。夜食べるなら、朝のうちに水に漬けて夜までそのまま置けばOK)ほかは、白米と大差なく炊くことができます。ぜひ気軽にトライしてみて!噛めば噛むほど味わい深い雑穀ごはん。やや弾力のある歯応えとほのかな甘みに、「滋味ってこういうこと」と体じゅうで実感するはずです。 |
●取材協力●
大熊誉さん
(「米のこくまん」宗岡銀座店店長)
お米マイスター3つ星(品質やブレンドをはじめ、米に関する様々な知識に通じたプロフェッショナル。取得には、資格試験に合格する必要がある)保持者の大熊さん。穏やかな口調が印象的です。 |
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